HPI ストリートマシーン

 
90年代前半、HPIが今ぐらいアメリカンな頃に発売していたSTREET MACHINE。
200mm幅のプロテン、今風に言うとWGT。バッテリーを寄せればオーバル車にもなる便利なDD車。
当時のアメ車に則って、ビスも軸受けもインチサイズです。
 
フロント、リアともにサスはHPI独自のもの。リアにはリンクもTバーもありません。
廉価キットなので、板材は艶消しのFRP製。
雰囲気がもうアメ車ですよね。紫色のスパーはHPIの定番。

フロントはダブルウィッシュボーン。新型サスだといわれてもバレなさそうな作り。 
樹脂はアソシと比べると柔軟性のあるものが使われてます。
 
 
メインシャシーに固定された凱旋門のようなパーツがこのサスの要。その脚に通されたスプリングでロールを制御。
実物をいじると、おおっ!そう動くのか!と楽しめます(パッと見わからないので)
これでスプリング交換が楽ならなぁ~

FRPのしなりを利用したバッテリーホルダー。
フリクションダンパー内にはピッチング用のスプリングも内臓されてます。


バッテリーはストレートパック、バラセルなどが縦横ともに搭載可能(縦は左置き)
このリアサスならでは。そこが当時も今も魅力的。
 


バッテリーが自由な分ちょっと恰幅が良いメインシャシー。
リアサス前の形状が簡単なので、自作ベースにも向いてます...と今思いました。


 
 

独自のアイデアが多いため、今でも新鮮に感じます。
このリアサスはRS10GやRS12G、そしてハンマー12などに搭載され、全日本でも活躍した実績を持ってます。多少のアレンジを加えてでも復活してもらいたいです。

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