チームマジック E4

2006年にプロトタイプが報じられたTeam magicの3ベルト4WDツーリングカー。
こんなカッコ良いクルマを作るのか~と台湾パワーに驚愕しました。
その後も改良を重ね、発売となったのがこのE4です。
 
<参考>
Red RC記事(2006年):Team Magic E4 Concept Car
Red RC記事(2007年):Team Magic E4 touring car

同時期に活躍していたMR-4TCBD、TRF415MSXXとは全く似ていない独創性が溢れるシャシー。
ロール軸の慣性モーメントを減らしつつ、バッテリーが縁石に当たらない安全性の高いレイアウトは今見ても斬新。

GPカーのような駆動系が、美しくかつ軽やかに馴染んだ希少なEPカー。
シャシー右側はメカスペース。ダンパーはノンオリジナル。
 
センターベルトとアッパーデッキがモーター上部より下にあるため、ベルト車としては低いプロポーションを誇ります。
ベルトプーリーを低く配置するため、ステアリングリンケージをアッパーデッキの上に配置たのかと。
徹底的に肉抜きされたアルミパーツはK Factory製。精密感が所有欲を満たします。これ大事。

無骨さのないスマートなリアまわり。ダンパーステー、メインシャシーにはフライス加工。

サスアームは樹脂とアルミのハイブッリッド構造。画像だと色が飛んで白くなってる箇所にアルミの芯が入ってます。
バッテリーはシャシー裏から入れます。樹脂シャシーを採用したミドルクラスのE4JSは上からバッテリーを入れるようになりました。
 

GPカーと同様に前後の回転比が変えやすそうですね。後にドリフト車のE4Dも販売されました。

E4の他にバッテリーをセンターに縦置き4WDツーリングとして思い出すのはTA06、RS4 PRO3、JRX-S、KX-one、VACULAとどれもトレンドによらない意欲作ばかり。そしてなによりカッコイイ(超主観)。そんなクルマが稀に生まれる世界であって欲しいもんです。

Team magic:写真やイラストを効果的に使ったHPも秀逸
E4RSⅡEVO:後継車は今風

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